ドッグトレーニングでは刺激を如何にコントロールするかが重要なことの一つです。
先日、ここでお話する刺激とは、食べ物、人、犬、匂い、屋内、屋外等の全ての環境を指していることを言いました。
刺激を別の見方をしてみます。
刺激は、大きく分けて、快い刺激と不快な刺激になります。
刺激にはレベルがあります。(勿論、同じ刺激物であっても犬によって感じ方は異なります)
一言で快い刺激といって少し快い、とても快い等のレベルです。
例、チーズは好き、ボールはチーズより好き、レバーはこの世で一番好き
また、不快な刺激も同様に、少し不快、とても不快等のレべルです。
例、大人の男の人は嫌い、子供はとても嫌い、人に詰め寄られて威圧されることが一番嫌い
刺激のレベルは、距離を空けることで度合いを下げることができます。
例、嫌いない犬から10mのところでは、目線は嫌いな犬だが吠えない。嫌いな犬と5mのところでは吠える。
大きな声や音、突然犬の体を触る(インパクトある触り方をする)等は時としてレベルの高い刺激になり得ます。
大きな声はトーンでさまざま、音もさまざま、犬の触り方も両手でお尻を触る、かかとで横腹あたりをタッチする等さまざまあります。
刺激のコントロールは、
快刺激、不快刺激、それらに近づいたり遠ざかったり、大きな声や音、体を触る等あらゆる方法を駆使して刺激をコントロールします。
また、同じおやつであっても扱い方によってはレベルの高い刺激にもなるし、低い刺激にもなってしまうことがあります。オモチャも同様なことが言えます。
いろいろと考えて試してください。
予断ですが、散歩中に急に踊りだしたり、急にしゃがみ込んで苦しそうな声で「お腹が痛いよ」と言う、幼児のようにひっくり返ってダダをこねると犬が注目してくれますよ。
ちなみに夜の散歩中に踊りは試したことがあります。すぐに注目してくれました。
刺激のコントロールの一つのテクニックとして
例えば、飼い犬が散歩中に他の犬(刺激物)に視線がいってしまい上手に歩いてくれない時に、飼い犬と他の犬の間に自分の体を入れることで視線を遮ります。
遮ったその瞬間にできる限りの高い刺激を提示して犬を自分に注目させて引き寄せます。引き寄せる際に他の犬から遠ざけるようにします。本来であればビデオ撮ってアップすればいいのですが、うちはまだテープのビデオ(12年前のやつ)なもので。
いろいろと書きすぎて、分りづらかったかもしれませんね。質問があればしてください。
それとこのような切り口で記述したのが初めてですので、抜け等があればご指摘ください。
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