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愛犬に対するあなたの本気度は?

愛犬のトレーニングにおいて何が大切でしょうか?

私が思っている中のひとつの

「本気になること」

をお話します。

ほとんどの方が「そんなのあたりまえ」と思われることでしょう。

「あたりまえ」と思われた方で、例えば

しばらくは30分早起きして・・・・・してくださいと言われてできますか?

勿論、本気になればこの程度はできますよね。

赤ちゃんが生まれて3カ月程度は超寝不足になっても頑張りますよね。

子供のお弁当を作るのに20分~30分早起きの生活になることも受け入れますよね。

それなのに犬のトレーニングではダメな方がいます。

愛犬を「かわいい、かわいい」と連発している人なのになんで?と思います。

本当に「かわいい」と思っていれば朝30分早起きすることくらいはできますよね。

第一声の返事は「できません」でも構わないと思っていますが、こちらがそのトレーニングの必要性を説明することで、やって頂けるのであればいいのです。
 
説明してもダメな方はダメなんです。

犬のトレーニングはトレーナーに依頼してお金で解決できる部分もありますが、根幹部分は絶対に飼い主さん自身がやらないとダメなんです。代わってあげることができないのです。


次の例は
要求吠えで悩んでいる方には大抵、無視してくださいと言います。(状況によっては無視で対応しない場合もあります。)

すると「近所迷惑になるので。ずっと吠えさせることはちょっと。。。」

と言われます。

そんな愛犬にしたのは飼い主さん自身の責任であることを理解した上で、このような返事をします。

本気な人は少し考えます。

まずは近所迷惑が最小限に済むと思われる時期、時間帯を推察します。

次に近所の方に吠えのトレーニングを始めることとトレーニング内容を伝えます。また、トレーニングする時間帯について相談して決めては如何でしょうか。

普通の人であれば、本気でトレーニングを初めることが伝わり、少しでも吠えずに静かになるのであれば協力しようと思ってくれるはずです。

なかには嫌みの一つでも言う方もいると思います。トレーニング中、吠えて迷惑をかけることは事実ですので仕方ありません。

本気でトレーニングして結果を出すことでご理解を頂きましょう。


この他の例を次回のブログで書きたいと思います。


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コマンドの教え方2

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昨日の続きです。

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上の図は昨日のものと同じものです。

c.ハンドシグナルの最終形
ハンドシグナルの命令に従ってくれる状況を見て、動作を徐々に小さくしていく。小さくしていった最終的な動作をここではハンドシグナルの最終形と表現しています。


d.「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形
ハンドシグナルの最終形の命令で、95%従うようになったら「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形 に移行しましょう。(95%に拘り過ぎなくても大丈夫です。)

「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形とは、例えば「お座り」の命令であれば、「お座り」とコマンドを発した後にハンドシグナルの最終形を提示するやり方です。最初は言葉を発した後、即座にハンドシグナル最終形を提示するようにしましょう。
間違っても言葉と同時にハンドシグナル最終形を提示してはいけません。言葉とハンドシグナル最終形を同時にやってしまうと犬が混乱してしまうことがあるのでやってはいけません。


◎「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形 のポイント
 このトレーニングでは言葉とハンドシグナル最終形の関連性を犬に気づいてもらわないとトレーニングが進みません。ですので、できる限り速くコマンドとハンドシグナルの関連性を気づいてもらうために、コマンドを発した後、即座にハンドシグナル最終形を提示する必要があるわけです。


◎「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形 における犬の学習順序は以下のとおりです。
・初めは、発したコマンドは意識せずにハンドシグナル最終形に反応します。

・次に必ず何かを言った後にハンドシグナル最終形が提示されることに気づきます。 

・もう何回かトレーニングを繰り返すと例えば「お座り」と聞こえた後に(お座りの)ハンドシグナル最終形が提示されることに気づくでしょう。

・こうなると「お座り」が聞こえた時点、ハンドシグナル最終形が提示されなくても「座り始める動作」に入るよ うになります。そのままハンドシグナル最終形を提示しないと座ろうとしている動作が途中で止まりそうになったりします。
これはハンドシグナル最終形が提示されない為に犬が座ることに確信が持てない状態です。直ぐにハン ドシグナル最終形を提示して、その行動が正しいことを教えてあげましょう。

・最終的に言葉を発しただけで行動を完了させることができるようになります。


◎「コマンド」 + ハンドシグナルの最終形 のトレーニング詳細
コマンドを発した直後の犬の反応を注意深く観察する必要があります。コマンドを手掛かりに行動を開始している様子があったら、ほんの一瞬ハンドシグナル最終形を提示するタイミングを遅らせてみましょう

もし出来たらそのタイミングで次もやりましょう。もし犬が言葉だけで反応を開始せずに、ハンドシグナル最終形の提示を待って反応した様子であれば、前回ハンドシグナル最終形を提示したタイミング(一つ前のレベル)に戻して練習し直しましょう。

このようにしてコマンドを発した直後の状況をよく観察して徐々にハンドシグナル最終形を提示するタイミングを遅らせることを繰り返して最終的にハンドシグナル最終形を提示しなくても行動が完了できるようにします。

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コマンドの教え方順序1

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あるコマンド(命令)を教える時にどのような順序や段階を踏んで進めれば良いかをお話します。

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a.ご褒美による誘導
初めは、ご褒美による誘導から。ご褒美を利用して犬にやって欲しい行動を誘導します。

まずは犬が大好きなご褒美を利用してやって欲しい行動を経験させます。コマンドは発しません。


b.ハンドシグナル
状況に応じてご褒美の誘導を止めてハンドシグナルへ移行します。

ここでいうハンドシグナルとは身振り、手振り等、体全体を使ってやって欲しい行動へ導く動作を指しています。

基本、ハンドシグナルは動作的にはご褒美の誘導とはまったく同じであって、そこには ご褒美そのものを手に持っていないだけです。

ハンドシグナルに移行当初は手にご褒美は持っていないけれども、きちんと行動したらご褒美がもらえることを犬に認識してもらいます。ここでもコマンドは発しません。
 

◎「コマンド」を付ける前に何故「ハンドシグナル」でトレーニングするのか?

犬同士のコミニュケーションのメインは声ではありません。ボディランゲージになります。ボディランゲージ※2)で気持ちを伝えたり、相手の気持ちを認識することが多いのです。人と犬の関係でも同様なことが言えます。犬は人の言葉より犬のボディランゲージにあたるハンドシグナル(身振り、手振り、体全体を使っての動作)のほうが人の意向を理解しやすいということになります。ですので、まずは理解し易い「ハンドシグナル」で、やって欲しい行動を覚えてもらいます。その後にコマンドを付けたトレーニングへ移るわけです。理解し易い足し算を習ってから掛算を覚えるようなものです。


※1)「コマンド」とは、例えば「座る」という行動を「お座り」という言葉を発しただけで、行動を促すことを指しています。ハンドシグナル等は一切使わないのです。

※2)ボディランゲージとは、ここでは犬のコミニュケーション方法を指しています。犬は体全体を使って相手にさまざまな思いを伝えると共に相手からも読み取ります。
例 降参です、遊ぼうよ、怖いから近寄るな 等


明日は「c.ハンドシグナルの最終形」の説明からです。


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犬には即座の対応が重要


犬は褒められた瞬間、間違えを伝えた瞬間、罰をされた瞬間の状況を学習します。

ですから犬を褒めたり、間違いを伝えたり、罰したりは「即座」に対応して正確に認識させることが重要です。


具体例として「お座り」をしたら「褒められる」場合を考えましょう。

お尻が床についたら即座に褒めます。そうすると「お座り」をすると「褒められる」という学習がされます。

次にお尻が床について5秒経って褒めたとします。5秒後の犬は飼い主に「飛びついた」瞬間だとします。そうすると「飛びつく」と「褒められる」という学習をしてしまいます。このように褒めるタイミングが遅れると犬は飼い主の意図とは異なった認識をしてしまいます。


参考)即座に褒める件について
即座に褒める件で、犬が近くにいれば即座に褒めることは可能です。しかし、少しでも距離が離れていると即座に褒めることが難しいですよね。

ですので、即座に褒めの行動の代わりに、いつも決まった言葉を発する、音をたてる等します。例えば即座に「よし」という言葉をかけます。そして3秒以内に必ず「おやつをあげる」、「よし、よし」等と言って撫でる等のご褒美を与えます。そうすると「よし」という言葉で褒美が連想できるようになります。「よし」と言われた瞬間に褒められる行動をしたという認識ができるようになります。
重要なカギは即座に「よし」の言葉の後、3秒以内に必ず、ご褒美を与えることです。

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間違った行動をした時の対応

昨日は「間違を伝える言葉」をお話ししました。

今日は、「間違った行動をした時の対応」です。
この話の中で「間違を伝える言葉」が出てきます。


知っているコマンドを出して間違った(行動を起こさない、違う行動をとる)場合は、

間違った行動をした事を「ノー」、「アッアッ」、「シー」等の言葉を使って伝えます。そして直ぐにご褒美を鼻に差し出し、匂いを嗅がせるだけ嗅がせて食べさせないという罰を使います。

その後すぐに成功する状況下であるかを見極めて再び同じコマンドを出す。出来たらOK。

出来なかったら、再度、間違った行動をしたことを伝え、前述の罰を実行する。

成功する状況下であるかを見極めた上、今度(3回目)はトレーニングレベルを下げて絶対に成功させるようにします。



学習中のコマンドを出して間違った場合は、

間違った行動をした事を「ノー」、「アアッ」、「シー」等の言葉を使って伝えます。その後すぐに成功する状況下であるかを見極めて再び同じコマンドを出します。出来たらOK。

出来なかったら、再度間違った行動をしたことを伝え、成功する状況下であるかを見極めた上、今度(3回目)はトレーニングレベルを下げて絶対に成功させるようにします。



2回連続の失敗について。
3回目ではレベルを下げて何がなんでも成功させましょう。

トレーニングは失敗させないことが重要です。
失敗を重ねることはご褒美が貰えずに犬にとってトレーニングのモチベーションが下がってしまうだけでなく失敗の癖が付くことがあります。

ですのでトレーニングレベルを下げてでも成功させてモチベーションを高めて失敗癖にならないようにします。



トレーニングレベルを下げるとは?
例えば、「言葉」の命令でトレーニングしていて失敗した場合のトレーニングレベルを下げるとは、「言葉+ハンドシグナル」の命令になります。

「小さな動作のハンドシグナル」の命令でトレーニングしていて失敗した場合のトレーニングレベルを下げるとは、「前回、失敗したときよりも動作を少し大きくしたハンドシグナル」の命令になります。



コマンドに従わなかった時に「間違いを伝える」その後直ぐに「やって欲しかった行動をやらせる」。これがとても大切です。

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プロフィール

advance toshiro

Author:advance toshiro
須賀川敏郎(スカガワ トシロウ)と申します。
1965年9月20日生まれ、西東京市でドッグトレーナーをやっています。

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