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トレーニングをやり易くする1

今日は、さまざまなトレーニングをやる上で、これを覚えていると便利と思われるものの一つ「ハンドターゲット」をご紹介します。


1.ハンドターゲットとは
 ハンドターゲットは犬に人の手を追わせて鼻でタッチさせる。


2.目的
①さまざまなトレーニングを教え易くするためにハンドターゲットを教える。

②手を好きになり、手を怖がって咬むことが無くなる。


3.トレーニングが教え易くなるその理由
①犬と犬とのコミュニケーションのメインは声ではありません。ボディランゲージです。ボディランゲージで気持 ちを伝え、気持ちを認識することが多いのです。

②人と犬の関係でも同様です。犬は人のハンドシグナル(ボディランゲージ)を見て、思いを認識する事が得意で す。犬は人の言葉よりハンドシグナルの方がわかり易いのです。

③犬のコミュニケーションを密にしている方であれば、言葉よりもハンドシグナルの方が速く覚えて行動を起こし てくれる事を経験として認識していると思います。

④そのハンドシグナルで重要な役割である「手」を大好きになってもらい、「手」を追うようにするということ  は、手を動かしたとおりに犬が動いてくれるようになるということです。

⑤従って、手を動かして追わせることで、トレーニングで覚えてさせたい行動をやらせるのです。


明日は「ハンドターゲット」の教え方を記述します。

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メリハリのある対応

「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の最終回となります。
9をご紹介します。


9. メリハリのある対応

メリハリのある対応とは、遊びはとことん遊んで、終わったら放っておきましょう。放っておくとは無視ということで構いません。しっかりメリハリをつけることで愛犬への規律と落ち着きにつながります。

テレビを見ながら隣にいる愛犬を撫でたり、手で遊ばせたりしてはいけません。前述したとおりメリハリをつけるために、何かをしながら愛犬の相手はやってはいけません。


以前は「10. 高い場所は乗せない、出入りは飼い主さんが先」ということをここに載せていましたが、最近の動物行動学では問題ないという意見が多く、また私の個人的な経験からも問題ないという印象があるため削除しました。
只、「ドアの出入りは飼い主さんが先」ということに関しては、安全面の観点では有効であることに変わりはありません。

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おもちゃで楽しく遊ぶには

「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の8番目になります。


8. おもちゃで楽しく遊ぶには
  
おもちゃは飼い主が楽しい人であると思わせる絶好の道具になります。

必ずおもちゃを使って遊ぶ時は、飼い主さんから誘いましょう。
また、終わりにする時は愛犬が、まだおもちゃで遊びたいと思っている状況で飼い主さんが「終わり」を宣言しましょう。
これはおもちゃ遊びの楽しい印象を残すためです。

おもちゃ遊びの開始と終了の宣言は、飼い主さんの主導で楽しいおもちゃ遊びができることを分かってもらうためです。

また、遊び終わったおもちゃは絶対に置きっぱなしにせず、必ず飼い主さんが愛犬の手に届かないところで管理しましょう。
これは愛犬が勝手におもちゃで遊んでしまい飽きてしまっては、楽しい飼い主さんの印象とおもちゃの魅力が薄れてしまうためです。



おもちゃ遊びを楽しんでもらうコツを紹介します。以下の3つになります。

床や地面を這うようにおもちゃを動かす。

不規則な動きをさせる。

犬からおもちゃを離す方向に動かす。

これら3つを組合わせて遊んであげましょう。

おもちゃを獲物だと思わせて狩猟本能を掻き立てるのが基本です。

たまに愛犬におもちゃを取らせて咥えさせ、再度おもちゃを動かす、これを繰り返すだけで喜んでくれます。

愛犬におもちゃを保持させ過ぎないようにします。
唸ったり吠えたり興奮し過ぎたら、落ち着くまで中断しましょう。そのような状況になったら楽しい遊びが中断することを学ばせます。
唸ったり吠えたり興奮し過ぎて、その時は問題が発生しなくても、唸る・吠える・興奮し過ぎる経験をさせれば、唸る・吠える・興奮するという気質になっていきます。


あくまでも飼い主さんが主導権をもって遊ばせることが大事です。


その他に代表的な遊びとして引っ張りっこや持って来いがあいますが、これらは機会を見てブログにアップします。

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愛犬の要求には応じない

引き続き、「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の7番目になります。

ちなみに10番で「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」を終了します。


7. 愛犬の要求には応じない

愛犬から要求されたことは絶対に応じてはいけません。

例えば、ドアを開けろ、ボール等のおもちゃを持ってきて遊んでくれ、抱っこしろ、ご飯をくれ、おやつをくれ、ハウスから出せ、散歩に連れて行け等、

愛犬の要求はさまざまです。私たち人間はいつも断るのは可哀そうだから、たまには応じてあげようと特別に愛犬の要求に従ってしまうことがあると思います。しかしながら、犬に特別は通じません、一度でも従ってしまうと、次回から要求を通そうと必死になります。ではどうすればいいのでしょうか。

犬の要求には2通りあります。
1つは愛犬から一方的に要求してくる場合。いつもの散歩時間になったら吠えだす。いつものご飯の時間になったら吠えだす等。
2つ目は飼い主から愛犬に何かしてあげようとした時に早くと言わんばかりに要求してくる場合。おやつをあげようとして袋から出そうとしている時に愛犬がおやつに気づいて吠えだした等。

愛犬が要求してきたその時には絶対に応じてはいけません。要求をあきらめて、しばらくしたら、飼い主さんから誘ってあげるようにしましょう。只、ここでもう一点、気をつけて欲しいのが、1度要求をあきらめた後に、飼い主さんが誘ってあげようとしたその直前に愛犬が察知して要求をしてきたら、これにも応じてはいけません。要求する限り何度でもこれを繰り返します。要求をあきらめさせるのは原則、無視で対応します。愛犬がなにをしようが、目は合わせない、手を一切動かさない、声は出さないです。無視をしている時にに愛犬が遊んでしまうようなものが無いようにしてください。無視の意味がなくなります。20分や30分の無視であきらめてはいけません。根気が必要です。もし、無視することで噛まれる等の危険が及ぶ場合はその限りではありません。

何事も飼い主さんに主導権があることを愛犬に分からせるためです。


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褒めると叱る

昨日は、西東京市の狂犬病予防定期集合注射の会場前で営業をしてきました。

さまざまなワンちゃんがいたので、営業とはいえ楽しい時間になりました。

今日も狂犬病予防集合注射の会場に行きます。とても楽しみです。



本日は、愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の6番目になります。


6. 褒めると叱る

愛犬が良い行動をした時や命令に応じてくれた時には必ず即座に褒めてあげましょう。褒め方は即座に「よし」と言い、その直ぐ後に高い声でテンションを上げて褒めることが基本になります。しかし、実際には犬の性格や状態を考慮して声の高さやテンションは変動させます。私たちが褒めることを忘れがちなのが、愛犬が自発的に良い行動を取った時です。しっかり褒めてあげましょう。褒めることと反対に叱ることも愛犬が安心して、飼い主を信頼してくれる条件の一つです。母犬は子犬を叱ります。叱られた子犬はどうでしょうか、母犬から離れようとはしません、傍にいます。飼い主さんが決めたルールを破ったら即座に叱りしましょう。

犬に対する叱るとは、人によって認識が異なると思っています。私は「今の行動は間違いだよ」と教えてあげる事と「本来の叱る」の2つを叱るという意味で捉えています。

危険回避するケースを教える場合には時として大きな低い声で且つ短い言葉で叱る必要があります。これが「本来の叱る」に該当します。その他は「今の行動は間違いだよ」ということを教える時です。この場合は犬にしっかり声が聞こえる普通のトーンで言えばいいのです。

ハウスに入ろう

本日は、愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の5番目です。



5. ハウスに入ろう

ハウス(クレート、ケージ等)を決まった場所に置いてあげましょう。
野生の環境では狭くて暗い巣穴に住んでいたことから、ハウスは犬が安心して落ち着ける場所になります。

安心して落ち着ける場所とは言っても、生まれて初めてハウスに入るのであれば当然、警戒しますし、入ってからもすぐに落ち着ける訳がありません。ハウスでフードを食べさせたり、留守番の際にはコングを入れて遊ばせたりします。そうすればしだいに安心して落ち着ける場所になります。
ハウスに入っている時は相手にしないで放っておきましょう。
もし、ハウスの中で吠えて(「わんわん」とか「くーん、くーん」(甘えた鼻で鳴くような感じ))いたならば、無視して静かになるまで絶対に出しはいけません。もし出してしまったら犬は吠えれば出してもらえると学習します。

ハウスに入れると気が狂う、かかわいそうという人がいます。
確かに運動もさせずに長時間ハウスに入っていたらかわいそうですよね。
しっかりとハウスの中を安心して落ち着く場所にしてあげれば喜んで自分から入るようになります。

気が狂うと言う人は、じっくりと段階を経てハウストレーニングをしなかった方です。焦らずしっかりとハウストレーニングをすれば気が狂うような状況にはなりません。


家でハウスのドアを閉めるのであれば夜眠る時や留守番等の際。閉める機会を決めて、それ以外は開けておいて構いません。但し、ドア閉めについて、子犬の時期はトイレが近いので、その子のトイレの状況を把握した上でハウスに入る時間を管理する必要があります。

(ご参考)ハウスの利用方法について。
・自動車での移動の際、安全の為にハウスを利用することをお勧めします。この時、ブレーキやカーブの時にハウスが動かないように固定することです。車内で愛犬をフリーにしていることが原因の事故が発生しています。
・天災等で万が一避難所生活することになった際、ハウスを利用することが予想されます。ハウスに慣れていないと体調を壊したり、吠えて周りの方に迷惑をかけたりすることになりかねません。
・急な泊まりの用事(例えば葬式)でホテルに預かってもらうことも考えられます。ハウスに入ることに備えて慣れておきましょう。最近はハウスのない広々とした部屋で犬を預かってくれるドッグホテルがありますが、値段が高く、数に限りがあり利用できる方は限られています。通常のドッグホテルはハウスでの預かりが一般的です。


興奮してもすぐに落ち着くようにする

昨日は朝3時に起きて群馬の前橋までラブラドール単独展に行きました。

我が家ではアドバンスが2年ぶりに出陳しました。

本日、BISSに輝いた飼い主さんは初めてドッグショーに出陳された方のようで、大変喜んでいました。

さてさて今日も引き続き、「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の4番になります。



4. 興奮してもすぐに落ち着くようにする

興奮し過ぎて我を忘れると事故の原因になります。また、しばしば興奮度合いを高める事を繰り返すと我を忘れるスイッチが入りやすくなることが科学的に証明されています。

日常でいくつか興奮しやすいケースを以下に記しますが、他の場面でも興奮しすぎることがないように落ち着かせる癖をつけましょう。

ひっぱりっこ等の遊びで興奮して吠えたり、唸ったりしたら直ちに遊びを止めて無視して落ち着くまで待ちましょう。

ボール遊びが大好きで興奮しすぎてしまう犬がいます。ボールを見ると直視したままの状態になってしまうようであれば、ボールへの執着を取り払いましょう。このような状況でボール遊びをすると興奮し過ぎてしまいます。飼い主さんに対面して愛犬を座らせます。最初は愛犬の前方か横方向にボールを近くに軽く転がすことから始めます。初めは視線がボールから離れないことが多いと思います。しばらくするとボールから目が離れて、しばしアイコンタクト※1)してきます。普段の落ち着いた状態になるまで待って、ボールを取らせましょう。このようなトレーニングを繰り返してボールからの強い執着を取り払いましょう。もしボールを転がした時に座って待っていられずにボールを追ってしまうようであれば、しっかり待たせる練習から始めましょう。
※1)アイコンタクト:犬が人に視線に合わせること。

散歩に行く際にリードを見ると興奮する犬は多いと思います。落ち着くまで、ひたすら無視して普段の落ち着いた状態に戻るまで待ちましょう。落ち着いた愛犬に戻ったらリードを付けます。さらに室内~玄関~外にでるまでに少しでも興奮しらた座らせ、落ち着いたら前進を繰り返します。落ち着いた状態で散歩を開始しましょう。初めの頃は犬によって散歩出発までに30分~1時間かかることもあると思います。飼い主さんは気長に粘り強く頑張りましょう。一週間もすればかなり楽に散歩に出発できることでしょう。

興奮に関連して飼い主さんの出かける時と帰宅した時の愛犬へのあいさつはやめましょう。出かける際のあいさつ(行ってきます)は犬を不安にさせる原因になることが多いのです。出発20分前位からは愛犬には一切構わず無視しましょう。帰宅時に犬にあいさつすることは興奮させる原因になります。普段の落ち着いた愛犬に戻るまでは相手にするのはやめましょう。


興奮したときは基本、無視で対応します。そして普段の何でもない落ち着いた状態になるまで待つのです。無視のやり方でお勧めしているのが、「立った状態で手を後ろで組んで顔は上を見る」です。愛犬は吠えたり、舐めたりとあらゆる行動をしかけてきても一切反応してはいけません。「やめてよ」等の声も出さない。手で犬を払ってもダメです。「手は後ろで組む」です。但し、危険が伴うことが起きそうな状況では無視は一時やめてその対応をしてください。
  
落ち着かせることは愛犬の心の安定ということでとても重要なことです。心が安定して落ち着くと犬自身に余裕ができて飼い主からの命令が聞こえる状態になります。また、周りの他犬の反応も変わります。

散歩と行動制限について

昨日に引き続き「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の2番、3番目になります。



2.散歩は質です

ここで言いたい散歩とは飼い主さんと歩く散歩だけではなく、広場やドッグランで遊ぶことを含めています。

犬を走らせて体力的に疲れる散歩。犬とハイキング。トレーニングしながらの楽しい散歩。ドッグスポーツ(アジリティ・フライングディスク等)をやる。ものやおやつを探させるゲームをする等。

外の空気を吸って、しっかりと気晴らしができる散歩にしましょう。

体が疲れるか、脳が疲れるようにしましょう。

散歩は必ず飼い主さんが主導権を握ります。

散歩コースを愛犬に決めさせてはいけません。

また、おしっこは2、3回すれば十分です。これ以上はマーキングであると考えましょう。

犬は匂いを嗅ぐことが大好きです。匂いを嗅がせることは愛犬のストレス解消につながります。
但し、匂い嗅ぎを好き勝手にやらせると、限がありません。飼い主さんの判断でしっかりと匂い嗅ぎをコントロールしましょう。例えば、この場所では匂い嗅ぎ等、自由にさせてあげる。

匂い嗅ぎについては、おやつを探すゲームを取り入れるとしつけも出来て、ストレス解消にもつながります。
詳しくは「くんくんゲーム(GAKKEN)(dogship代表 須崎 大 監修)」を読んでください。
雨等で散歩に行けないときは、おやつ等を探すゲームや知育玩具で頭を使わせると脳が疲れます。



3. 行動制限

家の中を愛犬がどこにでも入っていい状態にしてはいけません。例えばキッチン、寝室、和室には入らせない、柵のようなもので物理的に規制する。廊下や玄関は通る必要性はありますが敢えて、飼い主が許可してから入らせる。

大事なことは、飼い主が愛犬の行動ルールを決める。そのルールを飼い主さんが守らせようとする。その行動が愛犬に伝わる。そして従うようになることです。









愛犬には落ち着いた毅然とした態度で

昨日の「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」の中の1番目になります。


1. 落ち着いた毅然とした態度

愛犬と接するときは落ち着いた毅然とした態度が重要になります。

犬は、飼い主さんの心の状態をとても敏感に察知します。飼い主さんは常にリラックスした状態で毅然とした態度で愛犬に向き合いましょう。愛犬は心が不安定である又は自信がない飼い主さんには安心することができません。結果として愛犬は安心できない飼い主には従えない。心が不安定な飼い主の気持ちが伝わって愛犬も不安定な行動になってしまいます。

飼い主さんの対応如何によっては何でもない出来事が大変な事態になるケースがあります。
愛犬が走って床で滑って転んだとします。犬からすれば、「少し痛かった」程度の事です。しかしそれを見た飼い主さんが大慌てで走り寄って「xxちゃん大丈夫、怪我は無い?痛かったでしょ、本当に大丈夫。。。」等と騒ぎたてました。その後、愛犬は同じような床を見ると恐くて歩けなくなったそうです。愛犬自身は「少し痛かった」程度のことであっても、飼い主さんの唯ならぬ不安が愛犬に伝わってしまい床は危険で恐いと思ってしまったわけです。
この例は少し極端であったかもしれません。

例えば愛犬に場所を移動して欲しいときに「こっち」と手で示してもなかなか従ってくれなかったようなことが、気持ちをリラックスして少し胸を張る感じで毅然とした態度で「こっち」と手で示せばすぐに従ってくれるようになったりします。(ここでは「こっち」と手で示す命令の内容を知っている犬を前提としています)

また、いつも散歩中に犬に対して吠えるからと四六時中リードを強く握っている飼い主さんもいることと思います。愛犬は飼い主さんのその緊張感を感じとって、何かあるなと感じてより警戒するようになります。結果として吠えることを誘発していることになるのです。
ではどのようにすればいいでしょうか。

気持ちをリラックス、肩の力を抜いて、もちろんリードを強く握ってはいけません。問題が発生した瞬間又は発生する直前に落ち着いた毅然とした態度で速やかに対処することを目指しましょう。このようなケースでは別途問題行動に対するトレーニングが必要な場合もあると考えられますが、主旨から外れるのでここでは触れません。


「落ち着いた毅然とした態度」がしっかり出来るようになると愛犬の反応が変わります。それほど重要なことです。

愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法

今日から数日間「愛犬を楽しませ、安心させる、信頼関係を構築する方法」について書いていきます。

飼い主さんと愛犬との良い関係とは?

それは、愛犬が飼い主さんといると楽しい、安心できると思うことです。また、信頼関係ができることです。

ここでは飼い主さんと愛犬がそんな「良い関係性を構築するための基本行動」を紹介します。
「基本行動」は飼い主さんの愛犬との接し方や扱い方等を指しています。
(注意)
「良い関係性を構築するための基本行動」を実践したからと言って絶対的な良い関係性に結びつくとは限りません。なぜなら犬にも個性がありますので個々の対応が必要なケースがあります。マニュアルどおりの場合もありますが、そうでない場合もあります。

「良い関係性を構築するための基本行動」の主旨は、2つあります。

1つ目は愛犬を飼い始めたばかりの飼い主さんと愛犬を飼う計画をされている方にしっかりと基本行動を実践して頂き、愛犬と楽しく幸せな暮らしをするためのベース作りにして欲しいということです。

2つ目は愛犬の問題行動でお悩みの飼い主さんに基本行動を実践して頂くことで、問題行動を改善できる飼い主さんに変わってもらうことを目指しています。
主旨の2つ目を読んで「問題行動を直す前に基本行動というものを実践して、身に付けなければいけないの?」と思われた方がいると思います。

問題行動の発生は、今までの飼い主さんが行ってきた愛犬への接し方や扱い方に原因があるケースがほとんどです。ですから原因を見直さずに対処療法的に問題行動だけを直しても、しばらくして再び同じ問題行動が起こる可能性があります。また、新たな問題行動が発生するとも限らないわけです。

しかしながら、飼い主さんの性格や抱えている問題行動等さまざまな要素を考慮すれば、並行して実践してもいいケースもあります。また、基本行動を実践しただけで問題行動が直るラッキーなケースもあるでしょう。

ですので、まずはこの基本行動からスタートして愛犬と良い関係性を構築しましょう。基本行動をしっかりできるようになると愛犬の普段の行動が変わってきます。

ここまででご理解頂けたと思いますが、「良い関係性を構築するための基本行動」は犬を飼う上で核となる最も重要な基本行動であると認識して頂ければと思います。

誤解のないように付け加えておきますが、この基本行動はあくまで飼い主さんと愛犬との良い関係性を構築することであります。ですから人間社会で生活する上で必要と言われているお座り、伏せ、待て、おいで等の所謂、基礎トレーニングは別途行う必要があります。



明日から本題に入っていきます。




自己紹介

はじめまして

Dog Training Bow Wow

須賀川と申します。

簡単に自己紹介します。

1965年9月20日生まれ、出身は東京都国分寺市、現在は西東京市に住んでいます。
46歳、男、既婚、子供は小学6年の娘と小学3年の息子がいます。

私は40歳までは証券会社システムエンジニアをやっていました。
その後、個人事業主として仕事の需要によってシステムエンジニアと軽自動車での運送をやっていました。

今の仕事のきっかけになったのは2004年に我が家の愛犬「花」を飼い始めたのがそもそものきっかけになります。

ありがちな話ですが、仕事で精神的追い込まれた時に家に帰ると花が傍らにきてくれ撫でると不思議と心が落ち着き、癒されたものでした。犬って素晴らしいと実感しました。

このことがきっかけとなり、犬をとおして何らかの形で人の役に立ちたい、社会の役に立ちたいという気持ちが芽生えました。

犬に関する勉強は「花」を飼い始めたころからやっていました。

ドッグトレーニングを専門的に追求するようになったのは、「アドヴァンス」というラブラドールレトリバーを飼い始めたことがきっかけです。

「アドヴァンス」は一緒にドッグショーに出て楽しもうと思って向かい入れた犬でした。

一緒に楽しむというからには自分でハンドリングをしました。
そしてJKCチャンピオンにもなりました。

只、チャンピオン登録には基本的な訓練資格(CD1)をとる必要がありました。
アドヴァンスのブリーダーで訓練士の荒井先生から「楽しみの一つとして自分でやってみたら。大丈夫ですよ」と言われ、自分でトレーニングして無事合格。

当時アドヴァンスは室外で飼っていたこともあって、トレーニングに関してはのんびりと考えていました。2歳を過ぎた頃にアドヴァンスの問題行動が顕在化してきました。

アドヴァンスはいつも自転車で散歩していました。通常、犬は人の左側なので左手はリードを握り、右手はハンドルを握って自転車で散歩していました。

アドヴァンスは散歩中、遠く(50メートルくらい)離れた所に犬や猫が見えたその瞬間、素晴らしいロケットスタートをきるようになってしまいました。

左手はリードを持っているので当然、ブレーキは右手の前輪ブレーキとなります。前輪のみの急ブレーキのため後輪が持ち上がり、逆ウイリー状態となり、とても怖い思いをした共に危険を感じました。

CD1の資格取得をとおしてトレーニングする楽しさを知って興味を深め、逆ウイリーで危険を感じてトレーニングの必要性を強く感じました。

そしてトレーニングに関して専門的に追求を始めたのは、この時でした。

書物、DVDやネットを利用して、犬学、学習理論、トレーニング、犬の問題行動、犬の栄養学、犬の繁殖、補助犬に関すること等さまざまなことを学びました。トレーニングに関しては我が家の愛犬で試してもみました。

好きなことは深く掘り下げるタイプなので結果的にプロの領域まで踏み込んで勉強していました。

時が経ち、証券システムの仕事は、社会的リストラ(個人事業主なのでこんな表現を使ってみました)状態になってしまいました。運送の仕事はたくさんありますが、収入面で非常に厳しい。じゃあ、どうせ収入面で厳しい状況が続くなら、自分で引退してからでもやろうと決めていたドッグトレーナーの仕事を始めようと思ったわけです。


独学で勉強したことが、自分の解釈どおりで良いのか?トレーニングの実践の中で肝となることは何か?この2つを大きなテーマとしてプレイボゥドッグトレーナーズアカデミーで学びました。


私はドッグトレーナーとしてどのような社会貢献がしたいかというと、
犬の素晴らしい可能性を感じて、そして今以上に愛犬との暮らしが幸せであると感じられるようになって欲しいことです。

社会貢献とは観点が異なりますが、「ペットの殺処分ゼロ」を目標にしています。現在は「子犬の社会化」に関する啓蒙をしています。社会化された犬は万が一飼い主に不測の事態が起こり手放すことになったとしても里親になってもらえる可能性が高くなるわけです。ゆくゆくは保護犬を預かってトレーニングして里親に出すこともやるつもりです。

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プロフィール

advance toshiro

Author:advance toshiro
須賀川敏郎(スカガワ トシロウ)と申します。
1965年9月20日生まれ、西東京市でドッグトレーナーをやっています。

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