飼い犬 アドヴァンス その4
飼い犬 アドヴァンス その4 になります。
アドヴァンスが2歳を過ぎた頃、問題行動が顕在化してきました。アドヴァンスはいつも自転車で散歩していました。通常、犬は左側なので左手はリードを握り、右手はハンドルを握って自転車で散歩していました。
アドヴァンスは散歩中、遠く(50メートルくらい)離れた所に犬や猫が見えたその瞬間、素晴らしいロケットスタートをきるようになってしまいました。当然、ブレーキは右手、右ブレーキは前輪ブレーキですよね。
前輪のみの急ブレーキのため後輪が持ち上がり、逆ウイリー状態となりました。とても怖い思いをしたとともに危険を感じました。
トレーニングについて、CD1の資格取得をとおして、楽しさを知って興味を持ちました。また、逆ウイリーで危険を感じてトレーニングの必要性を強く感じました。
犬の勉強という意味では、ドッグショーの参加をとおして一般飼い主以上の知識は学んでいました。
しかしトレーニングについて本格的に探究しようと思ったのは、このころでした。
一般的な書店で売っているしつけ本ではうまくできないことはわかっていたので、ネットで時間をかけて探しました。
一番初めに見つけたのが、以前テレビで見たことがある、ダメ犬しつけ王選手権でチャンピオンになった森田誠先生のDVDの宣伝サイトでした。
宣伝の文章を読むと、こんなことをやってしつけます程度のことはわかりました。DVDは当時14800円であったと思います。値段が高かったこともあって、1週間程迷いました。それでも、これで他の犬や猫を見ても興奮しないようになればと思って購入しました。
チョークチェーンを利用して、犬が他のものに興味を持った瞬間に犬が吹っ飛ぶ程、チョークします。そしてひるんだ犬に対して「よーし、よし、よし、よし、よし」(最低でも2分はやる)と言って受け入れ愛情で包み込むものでした。尚、この説明は、DVDの一部分であり、本意が伝わっていませんので絶対に真似しないようにしてください。
これを家の近所でやるわけですからはっきり言って勇気がいりました。
他の犬・猫にものすごく興奮するようにしてしまった原因は私にあって、更に私が自らチョークチェーンで思いっきり引っ張る体罰を加えるわけですから、ある意味で2重の苦しみでした。
一生、アドヴァンスが犬や猫を見ると異常な興奮を繰り返すのは良くない、普通の犬生をと願って、このトレーニングを信じてやりました。
当時、朝5時15分に起きて散歩していましたが、5時に変更して15分間は散歩終了後にアドヴァンスとスキンシップをとる時間として、「よーし、よし、よし、よし、よし」と言って撫でるを中心に、遊ぶこともやりました。
トレーニング開始して2日程で犬や猫の方向にロッケトのように飛び出すことはなくなりました。大きな一歩でした。
私にとって犬を飼う上で最も大切なことは「飼い主と犬の信頼関係」であることがしっかりと表現された初めての教材でした。ある意味で当たり前なことですが。その信頼関係が根っこにないと枝葉の問題行動への対処は、単なる対処療法的なものになりかねないことも学びました。
私にとってはとても貴重な教材でした。
ドッグトレーナーのバイブルともいわれている「ザ・カルチャークラッシュ」(レッドハート)でさえ犬を飼う上で最も大切なこととして「飼い主と犬の信頼関係」の記述はなかったように記憶しています。
「ザ・カルチャークラッシュ」がダメってことではありませんよ。素晴らしい本です。たまに確認したいことを調べるときに利用しています。多くの方が支持するだけのことはあります。読んでない方にはお薦めの一冊です。
万能な教材は、今のところないということですね。
今の自分であれば吹っ飛ぶ程のチョーク(体罰)をしなくても、びっくりさせる方法で対応ができたと思っています。
もちろんびっくりさせない方法もありますが、直るまで1年、2年、場合によっては5年以上かかることもあると思います。
人間、犬を含めた動物は、全くストレス抜きで生きているわけではありません。
ですので私の考えでは、体罰ではない罰(驚かす等)で、しっかりと効いてくれるのであればトレーニング時間も格段に短縮できるメリットがあるので罰(驚かす等)は時には有効であると思っています。
只、お客様の愛犬のトレーニングについては、お客様の意向にしたがった方法をとらせてもらっていますので、誤解しないでくださいね。
飼い犬アドヴァンスは、まだまだ続きます。
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アドヴァンスが2歳を過ぎた頃、問題行動が顕在化してきました。アドヴァンスはいつも自転車で散歩していました。通常、犬は左側なので左手はリードを握り、右手はハンドルを握って自転車で散歩していました。
アドヴァンスは散歩中、遠く(50メートルくらい)離れた所に犬や猫が見えたその瞬間、素晴らしいロケットスタートをきるようになってしまいました。当然、ブレーキは右手、右ブレーキは前輪ブレーキですよね。
前輪のみの急ブレーキのため後輪が持ち上がり、逆ウイリー状態となりました。とても怖い思いをしたとともに危険を感じました。
トレーニングについて、CD1の資格取得をとおして、楽しさを知って興味を持ちました。また、逆ウイリーで危険を感じてトレーニングの必要性を強く感じました。
犬の勉強という意味では、ドッグショーの参加をとおして一般飼い主以上の知識は学んでいました。
しかしトレーニングについて本格的に探究しようと思ったのは、このころでした。
一般的な書店で売っているしつけ本ではうまくできないことはわかっていたので、ネットで時間をかけて探しました。
一番初めに見つけたのが、以前テレビで見たことがある、ダメ犬しつけ王選手権でチャンピオンになった森田誠先生のDVDの宣伝サイトでした。
宣伝の文章を読むと、こんなことをやってしつけます程度のことはわかりました。DVDは当時14800円であったと思います。値段が高かったこともあって、1週間程迷いました。それでも、これで他の犬や猫を見ても興奮しないようになればと思って購入しました。
チョークチェーンを利用して、犬が他のものに興味を持った瞬間に犬が吹っ飛ぶ程、チョークします。そしてひるんだ犬に対して「よーし、よし、よし、よし、よし」(最低でも2分はやる)と言って受け入れ愛情で包み込むものでした。尚、この説明は、DVDの一部分であり、本意が伝わっていませんので絶対に真似しないようにしてください。
これを家の近所でやるわけですからはっきり言って勇気がいりました。
他の犬・猫にものすごく興奮するようにしてしまった原因は私にあって、更に私が自らチョークチェーンで思いっきり引っ張る体罰を加えるわけですから、ある意味で2重の苦しみでした。
一生、アドヴァンスが犬や猫を見ると異常な興奮を繰り返すのは良くない、普通の犬生をと願って、このトレーニングを信じてやりました。
当時、朝5時15分に起きて散歩していましたが、5時に変更して15分間は散歩終了後にアドヴァンスとスキンシップをとる時間として、「よーし、よし、よし、よし、よし」と言って撫でるを中心に、遊ぶこともやりました。
トレーニング開始して2日程で犬や猫の方向にロッケトのように飛び出すことはなくなりました。大きな一歩でした。
私にとって犬を飼う上で最も大切なことは「飼い主と犬の信頼関係」であることがしっかりと表現された初めての教材でした。ある意味で当たり前なことですが。その信頼関係が根っこにないと枝葉の問題行動への対処は、単なる対処療法的なものになりかねないことも学びました。
私にとってはとても貴重な教材でした。
ドッグトレーナーのバイブルともいわれている「ザ・カルチャークラッシュ」(レッドハート)でさえ犬を飼う上で最も大切なこととして「飼い主と犬の信頼関係」の記述はなかったように記憶しています。
「ザ・カルチャークラッシュ」がダメってことではありませんよ。素晴らしい本です。たまに確認したいことを調べるときに利用しています。多くの方が支持するだけのことはあります。読んでない方にはお薦めの一冊です。
万能な教材は、今のところないということですね。
今の自分であれば吹っ飛ぶ程のチョーク(体罰)をしなくても、びっくりさせる方法で対応ができたと思っています。
もちろんびっくりさせない方法もありますが、直るまで1年、2年、場合によっては5年以上かかることもあると思います。
人間、犬を含めた動物は、全くストレス抜きで生きているわけではありません。
ですので私の考えでは、体罰ではない罰(驚かす等)で、しっかりと効いてくれるのであればトレーニング時間も格段に短縮できるメリットがあるので罰(驚かす等)は時には有効であると思っています。
只、お客様の愛犬のトレーニングについては、お客様の意向にしたがった方法をとらせてもらっていますので、誤解しないでくださいね。
飼い犬アドヴァンスは、まだまだ続きます。

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